
心地よい環境の中で育む
子どもたちの意欲と成長
同朋わくわく園 保育教諭
同朋わくわく園インタビュー動画
小さい頃の憧れが、私の原点
小さい頃に通っていた保育園の先生が本当に素敵な方で、「私もこんな先生になりたい」と憧れたのが、保育士を目指すようになったきっかけです。それからずっとその気持ちは変わらず、高校では保育コースのある学校に進み、大学でも保育について学びました。
大学時代には、同朋福祉会の系列園である「はたつかこども園」で実習をさせていただきました。そのとき、「同朋わくわく園」という新しい園ができたと聞いて、園見学に行きました。雰囲気がとてもあたたかくて、先生方がみんな笑顔で、いきいきと働かれている姿がとても印象的で「この園で働きたいな」と、自然にそう思いました。
ずっと夢だった保育士になれて、今、子どもたちと一緒に過ごせる毎日が本当に幸せです。

のびのび育つ、温もりある保育環境
2022年4月に開園した同朋わくわく園は、新しく清潔感のある園舎が特徴で、保育室には木のぬくもりが感じられます。
中でも遊戯室には大きな窓があり、自然光がたっぷりと差し込む開放的な空間で、子どもたちがのびのびと体を動かせる場所です。
このように広々とした空間で、年齢に応じた運動遊びや、さまざまな用具を使った体育あそび、ムーブメントを行っています。特にリズム運動では、3・4・5歳児が一緒に活動することで、異年齢の関わりを楽しみながら、走る・跳ぶ・バランスをとるといった多様な動きを経験し、柔軟性や身体機能の向上をめざしています。
園内には六甲山をイメージした起伏のある丘や、御影石をモチーフにした遊具が設けられた部屋もあります。特に、絵本コーナーは、隠れ家のような落ち着いた雰囲気が特徴的で、子どもたちが静かに好きな絵本に向き合える、お気に入りの場所となっています。


「やってみたい」の気持ちを大切に

保育の中では、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にしています。自分で考え、行動できる環境づくりを心がけ、挑戦する姿勢を見守ります。できたときの喜びや、小さな気づきを子どもたちと共有しながら、成長をともに感じています。
自然に関心を持つ子どもが多いため、季節の植物を育てたり、虫を観察したりする活動を積極的に取り入れています。芽が出て茎が伸び、花が咲いていく様子を楽しみながら水をやり、ダンゴムシやカブトムシの飼育を通して、命の大切さに気づいていく姿も見られます。子どもたちの興味や関心に寄り添いながら、心豊かに育つ保育を大切にしています。
先輩の後ろ姿を見ながら少しずつ成長
1年目に1歳児クラスを担当したときのことは、今でもよく覚えています。人見知りの子や「いやいや期」の子も多く、まだ言葉で気持ちをうまく伝えられない時期。子ども一人ひとりの思いをくみ取りながら関わることの難しさを、毎日のように感じていました。
保育の知識も経験も浅かった私は、戸惑うことも多くありましたが、先輩たちの子どもへの関わり方を見ながら、少しずつ接し方のポイントをつかんでいきました。そんな中、クラスの後半になって、それまで「先生」と呼んでいた子が、初めて「さよ先生」と名前で呼んでくれたんです。少しずつ信頼関係ができてきたのかなと感じられて、本当にうれしかったです。
これからも、子どもたち一人ひとりのペースや発達に合わせた関わりを大切にし、その子らしさを引き出せるような保育を目指していきたいです。


TOPICS:英語教育
外国人講師によるネイティブな英語に触れながら、2~5歳児の子どもたちが楽しく参加しています。歌やカード遊びなどを通して自然に英語を身につけ、日常のあいさつやちょっとした会話を英語で交わす姿も見られます。専門講師の指導によって、子どもたちの英語への興味や関心が大きく広がっています。


TOPICS:わくわくルーム
2階には、園児や地域の親子に大人気の「わくわくルーム」があります。六甲山をイメージした「のぼりくだりのおか」や、まるで隠れ家のような「絵本コーナー」など、子どもたちの好奇心をくすぐる工夫がいっぱいです。園児だけでなく地域の皆さんにも開放しており、親しまれる憩いの場となっています。


Smile is Power
