子ども、保護者、職員、
みんなが笑顔になれる園
吉田 萌夏
Moeka Yoshida
笑顔を大切にする保育理念に共感
大学3年次の3月に同朋保育園で実習をさせていただいたことがきっかけで、同朋福祉会に入職しました。実習の際、園全体の温かい雰囲気と先生方の優しく丁寧な指導がとても印象的でした。また、リズム運動を保育に取り入れていると聞き、音楽好きである私にはとても興味深く、ぜひ取り組んでみたいと思いました。
同朋保育園のキャッチフレーズは、「子どももにこにこ、保護者もにこにこ、職員もにこにこ」。保育士をめざす上で、私が一番大切にしていたのが「笑顔」だったこともあり、園の方向性も自分にぴったり合うような気がして、同朋保育園で働こうと決めました。
周りに助けられ試行錯誤の日々
入職前に不安を感じていたことが2つあります。1つは、子どもたちが安心して過ごせる保育を自分が提供できるのだろうか?という不安。もう一つは人間関係でした。
保育に関しては、試行錯誤を繰り返す毎日です。失敗することもありますが、そんな時には先輩の先生方にアドバイスをいただきながら、少しずつ自分の中で経験を積み重ねている最中です。保育に関しての不安は今でも感じますが、周りの方に助けられながら、何とか乗り越えていけそうな手応えがあります。
人間関係に関しては、非常に恵まれた環境だと思っています。分からないことがあれば、どの先生も優しく教えてくれますし、時には一緒に保育のアイデアを考えてくれることもあり、今、人間関係に関する不安は全く感じることがありません。
子どもの成長を保護者の方と共有したい
この1年間では、準備が大変だったこともありますが、運動会が特に印象深いです。「ヒーローになる絵本」を題材として、サーキット遊びを取り入れ、一つひとつ課題をクリアすることで子どもたちがパワーアップし、最後は園児全員がヒーローになるという演目に取り組みました。
ヒーローになった子どもたちは、メダルを手にしたのですが、それを誇らしそうに保護者に見せている姿に、一生懸命取り組んで良かったと、それまでの苦労が全部吹き飛びました!
屋外での保育を取り入れる
今後は、近くの公園に散歩に行くなど、屋外での活動を保育に多く取り入れていきたいと考えています。隣の園舎にある小さな畑で育てている野菜の成長を見守ることから、食育につなげていくこともできそうです。
また、公園でいろいろな虫を見つけて、園に帰ってきてから図鑑で調べたり、どんぐりを拾ってきて制作活動に活用するなど、保育の引き出しを増やし、よりよい保育に取り組んでいきたいと思います。
TOPICS:ムーブメント保育
ムーブメントとは、子どもの自発性を大切にし、動きを通していろいろな感覚を育てる「あたま」と「からだ」と「こころ」を一体化させて行う保育のことです。
同朋保育園では、このムーブメントを体育遊び、食育とともに保育の3本柱として、子どもたちの主体性や遊びから学びへ導く保育を展開しています。
ムーブメントは園内で実践しているだけでなく、児童館への出前保育も行っており、地域の子どもたちとの交流にも取り組んでいます。子どもたちの「からだ」と「あたま」と「こころ」がともにバランスよく育つよう、遊びの中で「自ら考える力」を育てています。
TOPICS:屋上園庭での保育
同朋保育園は、園庭が屋上にあります。広々としている上に、芝生の園庭であるため、子どもたちは怪我を気にすることなく、自由に園庭を駆け回っています。砂が体についたり、汚れたりする心配もないため、園児の多くは芝生にごろんと寝転がって、芝の感触を楽しんでいます。