保護者の方と、
子どもの成長を
共感できることが喜び
西川 珠世
Tamayo Nishikawa
多様な保育を学べる環境が魅力
就職活動の際に、同朋わくわく園は子ども・保育教諭ともに人数が多く、いろいろな個性を持った子どもたちに出会える楽しみがあり、先輩の先生方からさまざまな保育の方法を勉強でき、多様な保育に触れながら成長できる環境だと感じました。また、保育に英語・音楽教室など独自の学びを取り入れている点、さまざまな行事があり、多方面から子どもの成長をサポートできる点なども理想的だと思い、入職を志望しました。
初めて経験した0歳児保育
入職1年目には、0歳児クラスを担当しました。複数担任のクラスだったため、同じクラスの先輩の先生に一つずつ丁寧に仕事を教えてもらい、安心して保育に取り組むことはできましたが、0歳児の保育に関してはあまり知識がない状態でした。
まだ立つことができず、言葉でのコミュニケーションも難しい0歳児の保育に関して、最初はイメージが湧きませんでしたが、先輩の先生が手遊びやふれあい遊びを始めると、途端に子どもたちが興味を示し、楽しそうに体を動かす様子を見てとても感動し、私もこんな高い保育スキルを身につけたいと強く思いました。
子どもの成長を保護者の方と共有する
保育士の仕事の魅力は、何といっても子どもの成長を身近で感じられるという点です。また、その成長を保護者の方と一緒に共有できるということも、大きな喜びにつながります。
はいはいしていた子どもが立てるようになった時、初めて足を一歩踏み出した時、その時々の成長の過程を伝えると、保護者の方がみるみる笑顔になっていきます。その笑顔を見ていると、この仕事のやりがいと責任感をあらためて感じます。
また、園でやった遊びを、お家でもやっています!と報告してくださる保護者の方もいらっしゃり、子どもたちが園で楽しく過ごせていることを証明してくれているようで、本当に嬉しい気持ちになります。
子どもの個性に合わせた保育を
入職6年目になり、さまざまな保育を経験していく中で、保育の中で、子どもたちが考える場面を作ることが大事だと思えるようになってきました。子どもたちには一人ひとり個性があり、得意なことや不得意なことがあります。子どもたちが自分たちでやりたいと思うことに関しては、とても集中して取り組みますが、やりたくないことを無理にやらせても、成長にはつながりません。子どもたち一人ひとりの価値観を大切に個性を伸ばしていけるように、これからも自分自身が成長し、子どもたちを支援していきたいと思っています。
TOPICS:地域交流室
2階の地域交流室には、園児や地域の親子に大人気の、六甲山をモチーフにした「のぼりくだりのおか」や、まるで隠れ家のような「絵本コーナー」があります。
「のぼりくだりのおか」は、子どもには急な傾斜の坂ですが、はいはいで全身を使って登っていく子ども、足をぐっと踏ん張りながら登る子どもなど、楽しみながら体の発育を促すことにつながっています。また、「絵本コーナー」はドーム状の洞窟のような形で、子どもたちが落ち着ける空間となっています。地域交流室は、当園の園児が利用するだけでなく、近隣の方に開放することもあり、地域の皆さんにも親しまれています。
TOPICS:ICTの導入
同朋わくわく園では、必要な書類をすべてパソコンから入力できるように、ICT化を積極的に進めています。保護者の方にお願いする連絡帳も、タブレットで簡単に入力できる仕組みとなっており、密な情報共有と職員の事務作業軽減に大きな効果を発揮しています。